夜勤があり不規則なシフトの病棟で働く看護師が、クリニックに転職を考えることは多いです。クリニックは日勤だけの勤務の場合が多く、週末に必ず仕事が休めるようになっているためです。
プライベートな時間を有効に使いたいと思っている看護師は、夜勤のない規則正しいシフトに憧れるでしょう。
しかし、卒業して数年間病棟勤務を続けてからクリニックに転職した看護師の経験談によると、転職前に予想もしていなかった出来事に遭遇したこともあるようです。転職後の生活はこんなはずではなかったのにと後悔しないよう、転職前によく考えておくことが大事です。
まず夜勤がなくなるということは、給料に夜勤手当がつかなくなるということです。そうすると、毎月貰う給料が非常に少なくなる可能性があります。
転職する前に生活費がその金額で十分に賄えるか計算しておかなければ暮らしが豊かではなくなるので、注意が必要です。
そして不規則なシフトの病棟勤務の際は、平日でも希望通りに休みが取りやすいメリットがありました。しかし、平日の日勤帯に毎日働くクリニックでは、スタッフの人数がギリギリの状態では急な休みはなかなか取れません。
また、夏季や年末年始のような時期以外には、長期休暇が取りにくくなります。
また、クリニックでは毎日同じスタッフと顔を合わせるので、相性が悪いと一緒に働くことが辛くなります。
このように、働きやすいと思われがちなクリニックでの仕事ですが、病棟勤務の延長と考えていると後悔する可能性があります。そうならないためにも、転職前にデメリットについてよく考えてみましょう。